14和音の走り出せば

ある日オリジナルを作りたくなった

 

コードいくつだったかな

はじめてFコードを抑えて

五つほど抑えられるようになった時

曲っぽいのを作れる気がしたんだ

 

専門の一年の時だったかなぁ

そう、思い出した

地元の友達がバンドをやってたんだ

その友達が自分のバンドの曲を「着メロ」

にしてたんです

 

なんかそれがカッコよくて

俺も自分らしい

自分の中のかっこいいを

ありったけ集めて

曲を作ってみよう

それがきっかけだったかな

 

サビはテンション上がるけど

全体的に哀愁感のある綺麗で

キャッチーなメロディが好きなんだ

 

なんとなく自分のカッコいいと感じる曲を俯瞰で理解する事から始めた気がします

 

たまたまですが

属にいうカノンコード

に手を出してたんですねぇ

 

今もそうですが基本サビから

作るんです

その曲もサビ(だけ)が

出来たのでそれを弾き語りして

メロディを教えて

その友達のガラケで着メロを作ってもらったんです

 

着メロが出来て聴かせてもらった時

あれ、普通にカッケーな…

と思いました

 

当時14和音の着メロでプロアーティストの曲がなるのが普通だった時代

どっかのアーティストの曲だと言っても違和感ないと感じたんです

 

友達も笑いながら

カッコ良くね?的な事を言ってくれたのを覚えています

 

今は公園になっていますが

草むらが広がってた場所で自転車に乗りながら

地元をプラプラ走ってたあの時代

 

とても楽しかったなぁ…

今でこそガレージバンドでもはや自宅で

音源レコーディング作成出来ますが

あの当時の簡易な14和音に

特別な思い出があるように想います

 

のちに歌詞も書いて

「走り出せば」というタイトルが着きました